画像処理

受講生作品

初級者クラス女性

萩原外国3.JPG

画像処理


□画像修整と画像補正

デジタル写真になって大きく変わったことの一つとして、撮影後に自分自身でいとも簡単に画像処理ができるようになったことがあげられます。失敗した写真が画像処理で救えたり、新たな表現手段としても日常的に利用されています。

画像処理には大きく分けて画像修整と画像補正があります。

・画像修整
撮った写真の一部や全域を加工修整して写真を作り上げることです。写真全体のイメージが大きく変わります。

・画像補正
撮った写真の明るさやコントラスト、シャープネス、色合い、トリミングなど足らない点を補うための補正です。元の写真のイメージを変えることなくより良くするために行うものです。

通常の画像処理は、画像補正にしておいた方が良いでしょう。ついついカメラや画像処理ソフトに修整機能がついているのでやりたくなります。これも意図や目的次第でやはりやり過ぎには注意しましょう!


□基本的な画像補正

写真を撮るときの条件や状況によって思い通りの写真に仕上がらない場合はよくあります。例えば、シャッターチャンスを優先するときには露出の過不足が出たりします。曇りの日は明暗差がなくなりフラットな眠い写真になります。ホワイトバランスが乱れ色合いが少しおかしい写真になるときもあります。

・明るさ
写真の明るさを変えて、作品意図に合った写真に仕上げます。

・コントラスト
軟調(明暗差がない)な写真の場合、コントラストを強くして画面を整えます。または逆に硬調(明暗差がある)な写真の場合はコントラストを弱くして見栄えよくします。

・シャープネス
撮った写真画像のエッジ部分(輪郭)を強調するかしないかを決められます。シャープネスを強くするとはっきりした画面になり鋭敏な幹事になります。逆にシャープネスを弱めると輪郭がぼけてソフトな写真に見えます。

・色合い(色相)
光源の種類、撮影状況などによって色が自分のイメージしたものと違ったときに、写真の色を全体的に変えるときに使用します。意図的に色合いを変えて作品に仕上げることもあります。

・彩度
写真の色の濃さのことで、彩度を上げると色鮮やかな写真になります。逆に彩度を下げていくと色が抜け落ちていき最後はモノクロ写真になります。


□RAW現像

・RAW現像について
RAW現像については、メリットも多くお勧めしたいところですが、わかりづらい側面やデメリットもあることから、ある程度の経験を経て行うことがよいでしょう。

RAW現像をうまく使いこなすと画像処理の領域が広がり、より良い作品作りの手助けとなり自身の思い描いた仕上がりになっていきます。

RAW現像をやってみたい方は、ぜひとも挑戦してみてください。その際はアドバイスしますのでお声がけください。



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