4月の撮影実習-2 総評
4月の撮影実習のもう一つは、『花壇の花々』がテーマです。
光が丘公園の花壇で撮られた初心者クラス受講生の4名の作品を紹介します。
初心者クラスは、写真を始めて間もない方が多いですが、回を重ねるごとにうまくなっているのが分かります。
講評写真からとくに印象に残った4点の作品を紹介します。どれも初心者とは思えないほど、美しく素敵な写真を撮っていることが驚きです。
□花壇の花々 撮影ポイント
1.主役となる花を決める
好きな花でもきれいな花でもかまいません。
2.主役を引き立たせるために脇役や背景を選ぶ
背景は主役を引き立たせる色合いやボケ効果を利用する。
3.画面構成
全体の画面構成を考えながら花の入れ方や配置を決める。
4.視点・アングル
土の部分が見えないようにアングルを低くして撮る。
5.色や形の対比
花の色や形の対比を考えて、うまく対比の構図を作る。
6.切り取り
画面に変化をつけるために大胆な切り取りに挑戦する。
受講生作品
作品1
作品2
作品3
作品4
□講評ポイント
受講生の作品を以下の5点に重点をおいて選びました。
1.画面構成 2.背景処理 3.対比効果 4.色や形 5.美しさ
作品1
紫の花と背景のピンクの色合いのバランスがきれいです。画面構成も自然で全体の雰囲気がとても良く、心が和み落ち着ける素晴らしい写真です。
作品2
左半分に前ボケでビオラを大きく配置し、右側の小さくのぞき見入るような小さなビオラが可愛いですね。何かユーモアさえ感じさせる素敵な写真です。
作品3
白い花を撮るのは意外と難しいです。この写真は白い花を上手くきれいに繊細に撮っています。シンプルですが味わい深い作品に仕上がっています。
作品4
ワイド側のマクロ撮影の効果が良く出た見応えのある写真です。大胆な構図と花の色合いがうまくマッチしてインパクトと美しさを表現できています。