4月の撮影実習
4月の撮影実習は、『桜』がテーマです。
光が丘公園やその周辺で撮られた受講生の作品を紹介します。
天候は曇り空、花冷えの日もありました。
総評として、一人ひとりがよく考えながら桜を捉えらえていました。
□桜の撮影ポイント
今回は以下の6点を撮影ポイントとしてあげて、桜の撮影に臨んでいただきました。
1.撮影する桜選び
どの桜の木を、どの桜の花を撮るのかよく見て選んで撮りましょう。
2.シンプルな画面を心がける
桜は花が小さくさらに黒い枝が写ります。できるだけ画面を整理してシンプルな画面
にすることを心がけましょう。
3.背景処理
桜の花が目立つように背景をぼかしたり単調な背景にして撮りましょう。
4.ボケ効果
前ボケ効果を有効に使い、構図をおもしろくきれいに演出してみましょう。
5.マクロ効果
マクロモード使って花びらを大きく撮り大胆な写真を撮ってみましょう
6.桜の花と花見客
桜の花だけではなく楽しんでいる花見客と桜をからめて一緒に撮りましょう。
受講生作品
□講評ポイント
受講生の作品を以下の4点に重点をおいて選びました。
1.シンプルな画面 2.背景処理 3.ボケ効果 4.美しさ
作品1
淡いピンク色した桜の花びらと同色でまとめた背景と空間処理が見事にマッチしています。色合いも良くハイキー調の美しい写真です。
作品2
桜をシンプルに配置しながらも背景処理が神秘的な写真になっています。PLフィルターを使用することで効果を上げて良い写真に仕上がっています。
作品3
橋の欄干にある工作物を全景にうまく取り込み、黒枠の中から見える桜という構図を作っています。見せ方の工夫をしたことが評価できます。
作品4
シンプルな構図ながら味わい深くしっとりした感じが出ています。背景もきれいなボケあじでピンク色の桜とうまくマッチしています。
作品5
黒く見える桜の幹に花びらを重ね浮き上がらせることによって美しさを引き出しています。背景には青空に映える桜がぼけて味わいをだして効果的です。
作品6
桜の枝に小鳥が止まっている瞬間。桜の花びらを前ボケとして使いうまく組み合わせています。まだつぼみのときに撮ったことが成功しています。
作品7
染み渡った青空に見える桜の木と光が丘団地。空を見上げたアングルが視覚的におもしろく独特な空間をかもしだしています。
作品8
黒く太い枝を下と右側に配置した大胆な構図が迫力を出しています。そこに可憐な桜の花が寄り添う対比が魅力の写真です。
作品9
遠くに見える光が丘団地と手前に桜の木々が大きく構成されてダイナミックになっています。広角レンズの効果をうまく引き出しています。