私の母校での講演会

32年ぶり、1期生の私

後輩たちに戦争の記憶を語る

交野高校は私の母校、32年ぶりに訪れる懐かしい学舎での講演会になりました。
しかも私は1期生で、まだ学校の体制が整っていない時のことを知っているのです。
母校での講演会はOB会組織「桜美会」会長の松本氏の尽力によって実現しました。
もちろん中田校長先生はじめ担当の宮本先生のご協力・ご理解があったことは言うに及びません。

我が母校で、1年〜3年生、約1000人の全校生徒を対象に講演を行いました。
各界で活躍する卒業生を呼んで話しをしてもらおうという趣旨ではじまった最初の講演会。
第1回が私で良いのかと依頼を受けたときにはそう思いましたが、後輩たちに戦争のことを知ってもらおうと頑張りました。
生徒の皆さんは最初から最後まで静かに聞いてくれました。
生徒の中には、私の同級生の子供までいて、時の過ぎゆく早さを感じました。

生徒の皆さん一人ひとりが、写真の1枚やひとつの話しから何かを感じとってくれたことと思います。
いま分からなくても何年か後に分かるときが来るかもしれません。
戦争の記憶を一つでも脳裏に焼き付けることが大切だと思います。

私自身にとっては実りのあった講演会でした。



恩師、同級生に感謝

今回の母校・交野高校での講演会実現の背景には、交野高校での恩師江草先生の働きかけがあったことが要因でした。

3年前になりますが、江草先生の勤務校である枚方津田高校で行った講演会に松本桜美会会長と宮本先生が講演を聴きに来てくれたことがきっかけでした。

30数年経っても私のことを覚えていてくれた恩師や同級生に感謝しています。